現在の学校教育の骨子は明治時代にできました。
当時、工業力や軍事力で先を行く欧米列強に
負けじと追いつき追い越していくために
急速に国力増強を図る必要がありました。
そのために必要な一部の優秀な官僚と、
均一な能力をもった兵隊と工場労働者を
効率よく育成するために組み上げられた教育。
この形式が今の今まで受け継がれています。
第二次世界大戦後、占領軍GHQにより
学校教育の内容に大きく手が加えられました。
教科書は書き換えられ、愛国心を養う教えは排除され、
教育委員会や日教組といった組織が作られ
自虐史観を植え付けられることになったのです。
基本骨格は兵隊と工場労働者を育成する形から
変わっていないため、誇りも愛国心もないまま
ただ学校で良い点を取って良い会社に入って
安定した暮らしを手に入れる事だけを目指す
ひどくいびつな教育の形になりました。
経済が大きく成長している時期までは
それでも何とかなっていました。
しかし現在、30年もの間経済は成長せず、
長く続く不況を抜け出せずにいます。
経済の成長率はかつての途上国の後塵を拝し、
先人たちが築いてくれた数々の資産も
外国資本に切り取られ奪われている状況です。
つまり、これまでの教育で生み出された人材では
現在の問題を解決するのは難しいという事です。
日本の状況を抜本的に変えていくためには
「国家百年の計」である教育に対して
大きくメスを入れていく必要があります。
未来を担う人材を生み出すためには
新しい形の教育を行うべきなのです。
「型に当てはめて知識を教え込むだけの教育」
だけでなく、
「一人ひとりの個性を伸ばす探究型教育」
という選択ができるように、教育方針を
変えることに力を注いでいきます。